セミナー&イベント

ACA2021
1月26日にオンラインにて、プレゼンとグランプリ発表を無料で公開します!
JAFCAでは、毎年優れたカラーデザインの自動車を顕彰する制度 「オートカラーアウォード」を開催しております。
今年は初めてオンラインでの開催となり、担当デザイナーによるプレゼンテーション、グランプリ発表をあわせて、2022年1月26日に行います。今回は特別に無料ですべてをご覧いただけます。下記の「視聴申込み」よりお申し込みください!
今年のノミネート数は 10社12プレゼン。ノミネート車両すべてをカラーデザイナーと併せてご紹介いたします。
Auto Color Awards 2021
1.プレゼンテーション・審査
2022年1月26日(水)13:00~ Zoom配信
2.グランプリ発表・受賞者インタビュー
2022年1月26日(水)16:00~ Zoom配信
3.主催
一般社団法人日本流行色協会
オートカラーアウォードノミネート車両一覧(2.8MB)
カワサキモータース(株)
|| テーマ
|| 車名
エクステリア | ①Ninja 400 パールナイトシェードティール×メタリックスパークブラック ②Z 250 パールナイトシェードティール×メタリックフラットスパークブラック |
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|| メッセージ
服を選ぶように、好きな色を選択してもらいたい。これからバイクに乗ろうとしている方がよりバイク選びが楽しくなるために。
個性が大事になってきた昨今に、カワサキのモーターサイクルを選択してくれる方々の為に開発した色です。
ティール系の色はモーターサイクルの色としてあまり馴染みがなく個性的な印象が強い為、リスクの高い色調でしたが、モーターサイクルらしい色調として受け入れられる色に仕上げる為に、力強くボールドな印象を目指しました。
僅かにターコイズカラーのパールを配合する事で、立体感が際立つ質感に仕上げています。
フルカウルからネイキッドモデルまで、様々なモーターサイクルの造形に使用できるカラーデザインになっております。

GMW-B5000 SERIESのパープルは派手な見た目でありながら装着時は派手にならない、かっこよすぎる色だと思いました。

実車で見た時、写真では分からなかったハイライトの色調とブルーの組みあわせが絶妙で、上品さとスポーティーさが共存している仕上がりに、やられた…と思いました。
スズキ株式会社・四輪
|| テーマ
|| 車名
エクステリア | コーラルオレンジメタリック アーバンブラウン2トーンルーフ |
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インテリア | カッパーゴールド×アイボリーパールカラーパネル |
|| メッセージ
便利なスライドドアがついて、みなさんにスマイルをお届けにあがりました!
多様性の時代に
スタンダードカーだけど自分らしいクルマって何?
クルマにとってボーダーレスなCMFとは?
作り手側に染みついているクルマのCMFに対する思い込みを見直して
SUZUKIだからこそ表現できることを、とことん考えぬきました。

最近はなぜその柄・色になったのかを地形や成分から読み取ってみようと思い、石ころ図鑑を買いました。
ハッとするような美しいエメラルドグリーンとセミマットなツヤ感、そこに合わせたアクセント色のゴールドから、爽やかさもありながらプレミアム感が溢れ出ていて、まんまと買ってしまいました。

スズキ株式会社・二輪
|| テーマ
|| 車名
エクステリア | グラススパークルブラック / キャンディバーントゴールド |
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|| メッセージ
強烈な個性をもつこのオートバイがこれからもHayabusaであり続けるために、一目でそれとわかるフラッグシップに相応しい存在感あるデザインを目指しました。
開発陣が一丸となって造り上げた新型「Hayabusa」の魅力をカラーデザイナーの立場からご紹介致します。
スズキ株式会社
3代目となる「Hayabusa」。今の時代にあった「Hayabusa」に仕上げるため、開発当初から、スタイリングデザイナーと協議し、いかにカラーデザインの意図をスタイリングに盛り込むか拘りました。
カテゴリは違えどそれぞれがかなり近い色みで存在していたのは興味深いです。
株式会社SUBARU
|| テーマ
|| 車名
https://www.subaru.jp/brz/brz/?=pcgnavi
エクステリア | ソーラーオレンジ・パール |
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インテリア | ブラック |
エクステリア | イグニッションレッド |
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インテリア | ブラック |
|| メッセージ
ボディ色から伝わる運転する愉しさ、それを支えるスポーツカーとしての機能をCMFで可視化
SUBARUの走りの愉しさを象徴するスポーツカー「SUBARU WRX S4」と「SUBARU BRZ」。
両スポーツカー開発に、CMFデザイナーがエンジニア領域まで入って開発した「C・M・F」を紹介します。
・C…心を高揚させるスポーツカーとしての色。
1色は灼熱の眩しい太陽のような強烈なインパクトを表現したオレンジ。
SUBARUのスポーツカーを象徴する「WRブルー」と対照的で強い存在感のある
SUBARUスポーツモデルとしてチャレンジングな色相を開発した。
もう一色は目の覚めるような鮮烈なインパクトとアグレッシブさを表現したレッド。
新たなSUBARUの魅力と価値を創造するボディカラー新色2色を紹介。
・M…シートの開発にCMFデザイナーが実際にテストコースの旋回コースでG体験。
シートカバーリング検討には表皮の摩擦係数・毛倒れ方向など実体験で検討し、
スポーツカーとして最適なマテリアルと配置とした。
・F…空気をコントロールするシボ「空力テクスチャー」を開発。
CMFデザイナーが空気の流れを解析し、空気を操るシボ柄を開発。車両の特性に合わせ、
空力向上・操縦安定性向上など、操る愉しさに貢献。
CMFデザイナーのスポーツカーに対するこだわりと挑戦を紹介します。

商品企画本部 デザイン部
ホーム期間に購入したカーレースのゲームにハマってしまい…。気づいたら、ハンドルタイプのコントローラーやシートなど、実車同様のコントローラーをリビングに設置しシリーズ戦にも参戦中。
新時代のEV車に、ポルシェのヘリテージを感じる色を複数色再現したタイカン。その色の中で
新しいEV車を予感させる柔らかくも先進性を感じるコーヒーベージュは、往年や新規のポルシェファンも納得する、歴史に重みあるメーカーならではの 絶妙なソリッドライク色だと感じました。
トヨタ自動車(株)
|| テーマ
|| 車名
https://lexus.jp/models/ls/
エクステリア |
銀影ラスター |
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インテリア |
プラチナ箔&西陣®️(ブラック) |
|| メッセージ
Time in Designとは、時の移ろいの中でその時々の美しさが感じられる、日本ならではの感性に基づく表現です。
時の移ろいに思いを巡らせ、時間をかけて作り上げ、使い込み、長い年月を先読みして循環させる。
ライフスタイルブランドとして、時間軸による美を意識し情緒的な体験価値へと繋げます。私達はこのように、 日本が誇る文化や先端技術を未来へ繋げることに貢献したく考えています。良い素材を活かし、技を磨き挑戦し、 地域産業や文化の活性化に貢献しながら、唯一無二の日本のエレガンスを追求します。
LSはこの考えをもとに「月の道」という美しい情景をモチーフに見立て、内外コーディネーションで具現化。
想像し体感するアートの領域まで昇華させることにチャレンジしました。
「月の道」で月が輝いて見えるのは、「光」とその背景にある「影」、この2つが同居してはじめて、コントラストがうまれ輝きは見えてきます。銀影ラスターは、この影の部分の落ち方、漆黒さが特徴であり、また最大の魅力と考えます。時の移ろいや変化に呼応し、光少ない闇夜にも僅かな光を捉え、輝きを放ちます。
インテリアは黒の室内色を背景に、月明かりが照らす波の揺らぎ=銀波(ぎんぱ)を、銀糸を用いた西陣織とその技術で有機的な揺らぎの表情を実現。一枚一枚を手張りした極薄のプラチナ箔が魅せる自然な皺や照りは、闇夜に浮かぶ月のよう、面で輝く自然な情景を想起させます。

車両1台でLSらしく、品がありながらも静かに語るアートなCMFコーディネート。
意匠表現する部位それぞれ、使う素材一つにおいても、表現する工法に拘りました。
松の針のような葉の一本、一本、を丁寧に取り、大変手間が掛かりますが、
松を触る手に付く松脂で、松の香りで癒されています。(^^)

チャレンジ精神で、唯一無二のオリジナリティを追求しています。
色そのものより、これまで赤・白で成立している世界に切り込んだチャレンジにリスペクトしています。

全体ストーリーの中でブランドとして目指すべき価値について考察しました。
日産自動車(株)
|| テーマ
|| 車名
エクステリア | 暁-アカツキ- (サンライズカッパー(M)/ミッドナイトブラック(P))2トーン |
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インテリア | ブルーグレー |
|| メッセージ
「Timeless Japanese Futurism」をコンセプトに、日本の伝統である「禅」とEVという最先端技術を、新鮮な考え方で融合させたことがアピールポイントです。
日産自動車株式会社
特に科学的な技術を芸術的なカラー表現に応用したインスタレーション作品にインスピレーションを受けています。ギーゼラ・コロンのグロウ・ポッドや、ロ二・ホーンのグラスシリーズなどです
(株)本田技術研究所
|| テーマ
|| 車名
https://www.honda.co.jp/VEZEL/
エクステリア | サンドカーキ・パール&ブラック |
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インテリア | グレージュ |
|| メッセージ
SAND KHAKI P.
・ナチュラルでソリッドライクなアースカラーで、ファッションでも馴染みがあるカーキは、どんな人にもなじむナチュラルカラー。
・個性をアピールできる遊び心を効かせた2toneカラー。
INTERIOR
GRAGE×BLACK
・明るいグレージュとブラックのコントラストが心地よいリズムを生み出し、開放的な印象の室内空間。
・随所に遊び心を加えることでプレイフルなインテリアを実現。
|| テーマ
|| 車名
エクステリア | パールディープマッドグレー |
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|| メッセージ
ライダーと車体の調和をキーと考え、「Massive & Shaped Design」というスタイリングコンセプトをより魅力的に昇華・表現するCMFデザインを妥協することなく突き詰めました。
あえてニュートラルなカラーリングを主に置き、エンジンやサイドカバー・シートステッチなどのディテールにスポーツネイキッドとしての要素をちりばめることで、エイジレスに親しまれる、そんな一台に仕立て上げました。
モビリティデザインでは耐久性や褪色など様々な観点から透明な部品というのがなかなか作れないので、余計に興味を惹かれました。
見ているだけでさわやかな空気感が感じられる秀逸なデザインだと思います。
マツダ(株)
|| テーマ
|| 車名
https://www.mazda.co.jp/cars/mx-30evmodel/?car_id=mx-30evmodel
エクステリア | ソウルレッドクリスタルメタリック(3トーン) セラミックメタリック(3トーン) |
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インテリア | インダストリアルクラシック |
|| メッセージ
環境への配慮は、誰もが取り組むべき重要な課題になっています。持続可能な社会に貢献しながら、クルマに乗るお客様が楽しみ、気持ちよく過ごす姿をマツダは思い浮かべています。マツダが100年間で積み上げてきたブランドストーリーと、新しい技術を組み合わせて「心地よくサステイナブルなCMFデザイン」を生み出すことに挑戦しました。
【乗る人が自然体でいられるインテリア空間】
MAZDA MX-30では「お客様のライフスタイルに寄り添い、自然体でいられること」をコンセプトとしました。モノへの愛着が沸き、過ごすうちに自然と呼吸の整うようなインテリア空間を、環境に配慮した「呼吸感素材」「ヘリテージコルク」などを開発し実現しています。
【CMFの組み合わせによる新しいエクステリア表現】
多くのお客様に支持されている既存色にも、新たな価値を感じて頂けるコーディネーションと完成度を実現しています。
持続可能なモビリティ社会を実現するために、CMFデザインの可能性を感じて頂くきっかけになれば幸いです。

一見ざっくりと素朴な風合いに見えてしまう素材が多いですが、直感的な心地よさを目指しつつ、細部までクオリティ高く作り込んだ点がこだわりです。
3Dプリンターなどの最新技術と伝統的な製法を組み合わせて作られたバターにハマっています。
設計された口当たりと特徴的な表面処理は、まさに食の世界のCMFであると感じます。
全体が蓄光するワイヤレスイヤホン(いかにも蓄光しそうなネオングリーン)
見た瞬間にこれを着けて夜の街を歩くシーンが浮かび、即購入しました。

②外板色のうち特に3トーンコーディネーション、そこに使ったルーフサイド色の開発。
ルーフサイド色は、組み合わせるメイン色およびルーフ色や部品色との相性を考慮して2種作り分けた。
色自体よりも、色を見るために不可欠な光源色、照明色が気になる。LEDで演色性の高いものは増えてきた。色調整ができる機器もある。けれども(だからこそ)昔ながらのハロゲンランプや白熱球が綺麗に感じてならない。調光してぐっと色温度が落ちるとこまで絞ったときの暖かい色味は何とも言えない。
日曜大工。リモートワーク用の部屋は何かと自分で作った。
・ルイスポールセンPH5(特にモノクロームブルー)
・iPhone 5c 古いな。
三菱自動車工業(株)
|| テーマ
|| 車名
エクステリア | ホワイトダイヤモンド/ブラックマイカ |
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インテリア | ライトグレー |
|| メッセージ
ベーシックカラーとして王道かつ、光の反射によりクルマの造形が⾒えにくいとされる「ホワイト」を材料⾰新と塗料配合の絶妙なバランス/シルバー域とのせめぎあいを重ね、より白く緻密な輝きを持つハイライトと、彫刻的な陰影を持つシェードで、従来のホワイトパールより、⽴体的なスタイリングを引き⽴てる新しいカタチの「ホワイトダイヤモンド」が出来上がりました。
インテリアコンセプトの「HORIZONTAL AXIS」を強調したブラックとライトグレーのハイコントラストコーディネーションをベースに、初採⽤となる緻密なパターンの本アルミがアクセントになっています。
さらに本⾰に2重のダイヤパターンキルティングでRobust&luxury な空間に仕⽴てました。
|| テーマ
|| 車名
エクステリア | ブラックダイヤモンド/ディープブロンズメタリック |
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インテリア | ブラック&サドルタン |
|| メッセージ
ベーシックカラー&コーポレートカラーとして王道でありながら、光が吸収されることによりクルマの造形が⾒えにくいとされる「ブラック」はデザイナーがスケッチとして描くと⽴体的でドラマチックな色となり描き出されます。
そんなドラマチックな色を作り上げたいとの思いから光輝材セレクトから塗料配合の絶妙なバランス・塗装技術の多大な協⼒によって、より漆⿊となるシェードから、⼒強く輝くハイライトへダイナミックに変化する、「ブラックダイヤモンド」と称するにふさわしいグラデーションブラックが出来上がりました。
インテリアは本物素材の中でも質感の良さにこだわり、シートへは肌理が細かく柔らかな触感のセミアニリンにデザインパーフォレーションを施し、シフトパネルには本アルミを初採⽤しました。インテリアカラーにはブラックとサドルタンとのコンビネーションとすることでluxury&Active な印象を強調させました。
リクエストされたクルマやモノをイメージしながら始めると止まらない。
記憶にあるLEGO の色はわりとビビットな基本カラーですが、最近のカラーはトーンがいくつもあり、⽴体を作る為に色をセレクトするのが楽しいです。子供のころからこんなにたくさんの色の種類に触れられ、各々の色でイメージを広げられるのは素晴らしいと思いました。
ヤマハ発動機(株)
|| テーマ
|| 車名
エクステリア | マットダークグレーメタリックA(マットグリーニッシュグレー) |
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|| メッセージ
ヤマハ発動機のモビリティ塗装デザインは独自価値を模索し続ける挑戦の歴史でもあります。
「高性能、快適性」を切り口とした共通項を持つTMAX560、Tricity300、Tracer9 GT。
異なる顧客の共通する価値観に訴えかける色を通じ、社会での共感を育むカラーデザインを目指しました。
新色「MAT DARK GRAY METALLIC A」通称ウォーングレーは価値を足すのではなく、寧ろ「引き算」による美しさを大事にしました。鍵となったのは色開発の背景にある「ソーシャルトレンドの読み解き」です。
テーマは「世界を読み、色を詠む」、そのヤマハらしい色開発のアプローチを紹介させていただきます。

時代背景に基づくカラーリングデザイン

時代背景に基づくカラーリングデザイン
直感的に受け入れ難い色調だったのですが、ブランドのヒストリーや色の意味を知るうちに好きな色へと変わっていました。