流行色が決まるまで
JAFCAカラー選定の仕組み
JAFCA(ジャフカ=流行色情報センター)は、実シーズンの約一年半前にトレンドカラーを発表している。
JAFCAカラー選定の3本柱
JAFCAで流行色を決める上の重要な基準になるものとして、3つのファクターがある。
(1)インターカラー(国際流行色委員会)
世界のファッションカラーに関する研究団体など各国の代表が集まり、 生活意識の流れや、今後求められるテイスト(雰囲気)を提案、検討している組織。世界的な共通認識に立ったトレンドカラーを選定している。
色彩情報としては最も先行性の高いカラーが選定され、世界のファッションカラーに大きな影響を与えている。
JAFCAでは、インターカラーの傾向を参考にしながら、日本国内市場の傾向を国内専門委員会で検討し、国内向けのトレンドカラーを選定している。
(2)現在の生活者の意識やライフスタイル
流行色が実際に取り入れられる先行シーズンにおけるライフスタイルに対し、そのライフスタイルに調和するであろうカラーを提案する。デザイナー、マーケッター等現場担当者の予測、生活情報、専門家へのアンケート、専門委員会での検討を経て選定される。
(3)色彩調査
将来のトレンドカラー選定の上での裏付けであり、どのような色が好まれているのかを検討するための資料となる。メイクアップカラー嗜好色調査、自動車メーカーに対して行っている自動車車体色調査、また、百貨店の売れ筋動向についてのアンケート(婦人服・紳士服・インテリア・家電等)を行っている。
以上の3本柱を考慮しながら、JAFCAでは当該シーズンに対する色選定を行っている。その選定に際し、専門委員会における色選定会議が設けられている。現在以下の委員会・分科会・研究会を設置している。
- ウイメンズウエア部会
- メンズウエア部会
- プロダクツ・インテリア部会
- ファッション・グッズ分科会
- 和装分科会
- 化粧品分科会
- 自動車色彩研究会
婦人服、紳士服、ファッション・グッズ、和装は春夏、秋冬の年2回、プロダクツ・インテリア、化粧品、自動車に関しては年1回色が選定されている。なお、専門委員に委嘱している方々は、メーカー、百貨店、量販店のそれぞれにおける企画担当者や、マーチャンダイザー、デザイナーなどがメインになっている。