一般社団法人日本流行色協会 JAFCA



2011年秋冬JAFCAプロダクツ&インテリアカラー

カラーテーマ

予期せぬ光 --新しい未来へ

 人類はこれまで、大きな変節点を越えて進化してきた。かつては考えられなかった価値が人々にとって大切な価値になるのだ。私たちは今、そういう大変化のまっただ中にいるといえる。そして12年には、その変化が現実に具体的な事象となって私たちの目の前に現れ始めるだろう。
  変動する時代が生み出す新しい考え方を理解するためには、新しい思考回路を必要とする。新しい思考回路を開くことができるか否かで、新しい未来の創り方は劇的に変わるはずだ。
 11年秋冬は12年を迎える準備が完了した時期である。全く新しい未来を照らす光は、温かい光であって欲しい。その光を受けて私たちは意志を持って新しい未来を創造していくという思いを込めて、テーマを「予期せぬ光 ― 新しい未来へ ―」とした。
 「自然」は常に平衡を保ちながら、時間とともに変化し続けるものである。その変化の様を留めたようなデザインが今求められている。今季のカラーパレットはそうしたことを踏まえ、4つのカラーグループが流れるように変化して見えるように構成した。

カラーグループの特徴

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写真の縦列がひとつのグループ。左から順に

(1)生命

「命とは何か」、生きること、死ぬこと、幸せとは何か...。赤は、血液の色である。脳や身体は電気信号で動いていたとしても、肉体への栄養は血液が運んでいる。流れ出る血の赤は、人間にとって、目に見えて実感できる命の象徴である。

(2)萌

新しい未来を創っていく、新たな「芽」が萌えだす時という意味を込めてこの名前にした。秋口の山の木々や、梅の木で遊ぶメジロの緑、ピクルスや野菜ジュースに見られる自然な緑、緑青の色などで構成。グリーンはエコロジーカラーの象徴であると同時に、今後は日本の生活になじんできたロングライフカラーとしても見直したい。

(3)光

「光」は光と陰によって醸し出される空間のニュアンスを念頭において選定された。このカラーグループは手の込んだ、複雑な表情を持ったプロダクツを配置するための背景色、シンプルな形状でニュアンスを醸し出すことができる色として活用する。

(4)流

前シーズンに引き続き、ブルー系はファッション、インテリア、プロダクツでも重要な色になる。今季は、抑えた色調のブルーと、光るブルーや高彩度のブルーとのコントラスといった、「自然」と「人工」素材を繋ぐ色として活用したい。

※プロダクツ&インテリアのカラー情報は、JAFCAの会員にお入りいただくと、実シーズンの1年半前にいち早く入手することができます。 会員向けの2012年秋冬プロダクツ&インテリアカラーはすでに発行されています。詳しくはこちらをご覧下さい。


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