流行色情報センター JAFCA



2009年秋冬JAFCAレディースウエアカラー

カラーテーマ

emotionalism(エモーショナリズム)--心しなやかに

トレンドの基調はインターカラーに同調して「静」に置かれ、同季のインターカラーで表現された人間の心(内面性と外面性をゆれ動く情感)と環境(インターカラーでは"ブリッジ"のグループに表現)を重視して3つのグループを提案している。

カラーグループの特徴

09AWwomen.jpg (1) シーナリー(情景) Scenery

クールで冷涼感のあるエコロジカルな色を提案するカラーグループ。ブルーとグリーンのクールカラーとグレー系中心に構成。

(2)タッチ Touch

人肌のぬくもりをウォームカラーで表現するカラーグループ。官能的なレッド系とスキンカラーの肌色、ブラウン系で構成。

(3)パルス Pulse

ストレートな感情の発露を表現する鮮やかな色のグループ。

2009年秋冬レディスウェアカラーの特徴

(1)トップトレンドはウィンター・クールとも呼べる秋冬には珍しいブルー、グリーンのクールカラーで、エコロジカルなカラーイメージもポイントになる。 → グループ(1)
(2)サブトレンドはウォームカラーで官能的なレッド系と肌の色のスキンカラー。スキンカラーは前季春夏からの継続になる。  → グループ(2)
(3)アクセントカラーではレッド、オレンジ、パープルのウォームカラーに注目しておきたい。
 → グループ(3)
(4)今季の3つのグループには選ばれていないが、黒の動向に注目しておきたい。
 → 市場での黒は07年に人気のピークを記録し、景気の減速と共に08年は一旦シェアが下降したが、景気減速がさらに継続しそうな今後、再び黒人気が復活しそうだ。


■2009年秋冬インターカラーの特徴

(1)2007年春夏シーズンにトレンドが「静」から「動」へ転換
・従来から継続の「静」の(ぬるい)トレンドのキーワード
「自然、LOHAS、レトロ、ノスタルジー、ビンテージ」
               ↓
・新たに台頭した「動」の(シャープな)トレンドのキーワード
「科学、人工、ハイテク、モダン、未来」

(2) 前季2009年春夏シーズンはトレンドの上ではトレンド転換後の「動」の流れのピークを反映
(3)今季2009年秋冬カラーからトレンドは再び「静」の方向主流へ。一方では「動」の要素も継続   し、相反するイメージが併存しているのも特徴。

●カラーグループの特徴
(1)introspection(イントロスペクション--内面性)
人間の内面性を穏やかなウォームカラー(暖色系の色)である、ブラウン系のアースカラー中   心に表現した、「静」のイメージのグループ。

(2)extrospection(エクストロスペクション--外面性)
人間の外面性を表現する「動」のイメージに属するグループで、鮮やかな色や人工的な色によ  り(1) のグループの対極を表現。

(3)bridge(ブリッジ--架け橋)
互いに対極のイメージを表現する(1)と(2)のグループを結びつける役割を果たすグループ。自  然と人工が融合した生態系のイメージをクールカラー(ブルーとグリーンの寒色系の色)とニュ  ートラルカラー(色みの少ないグレー系の色)で表現。
 
*インターカラー
 インターカラー(国際流行色委員会)は、世界でも唯一の国際間におけるトレンドカラーの選定機構であり、実シーズンの約2年前という時期に当該シーズンに向けたトレンドカラーが選定されており、その後に世界の各機関から発表されるトレンドカラーのトレンドセッターとしての役割を果たしている。インターカラー決定色は男女共通のユニセックスカラーとして選定されており、JAFCAのレディスウェアカラー、メンズウェアカラーもインターカラー決定色を参考にしながら選定されている。インターカラーでは例年6月に春夏カラー、12月に秋冬カラーの選定会議が開催されている。2009年12月には1963年のインターカラー創設以来、初めて日本で2011年秋冬に向けての選定会議が開催される予定になっている。09年4月現在インターカラー加盟国は下記の13ヵ国である。中国、イギリス、フィンランド、フランス、ドイツ、ハンガリー、イタリア、日本、韓国、ポルトガル、スイス、タイ、トルコ(英名音順)。