第93回カラーデザイン塾 人は色をどう感じるのか、ゲーテの考えた色と感性の関係―ゲーテの「色彩論」から
講 師
前田 富士男(まえだ ふじお)
慶應義塾大学 名誉教授
人は色をどう感じるのか、ゲーテの考えた色と感性の関係 ― ゲーテの「色彩論」から

色彩科学を説明する際に、必ず登場するのがゲーテとニュートンの「色彩論」です。
色彩を光の科学として解説したニュートンに対し、ゲーテは色彩の生理や心理学に基づいた解説を行いました。それは人間が色をどう感じ、精神作用を受けるのかといった、人間の感性を主体としたものといえるでしょう。
自然をバックグラウンドに、豊かな感性と鋭い観察によって生まれた、ゲーテの「色彩論」について、今回前田講師にわかりやすく解説いただきます。カラーデザインにおいて人間の感覚や感性の表現が注目されている今、「ゲーテ的感性」を改めて考えることは興味深いものではないでしょうか。
講師プロフィール
慶應義塾大学名誉教授・女子美術大学理事・日本学術会議会員。 慶應義塾大学大学院文学研究科美学美術史学専攻博士課程から、神奈川県立近代美術館(鎌倉)、西ドイツ・ボン大学美術史研究所、北里大学、慶應義塾大学文学部教授をへて現職。専門は西洋近代美術史、ゲーテ色彩論・形態学、芸術学。主な著訳書に、『ゲーテ色彩論/完訳版』(共訳)、工作舎、1999年、『パウル・クレー 絵画のたくらみ』(とんぼの本、共著)、新潮社、2007年、ほか。
前田氏訳書 ゲーテ「色彩論」完訳版
訳=高橋義人+前田富士男+南大路振一+嶋田洋一郎+中島芳郎
税込価格=26,250円(本体25,000円)発行=工作舎 →→→