第84回カラーデザイン塾 色とデザイン表現の
新たな可能性を示す日本の伝統技術
講 師
安次富 隆 (あしとみ たかし)プロダクトデザイナー
近年、携帯電話などの家電製品やインテリア関連などに、漆や西陣織りなどが取り入れられるように、日本の伝統技術は、欧米でも評価が高く、今や最先端のデザイン表現のひとつともいえるのではないでしょうか。
日本各地にある伝統技術を現在の商品に生かそうという動きも多くみられ、デザイナーとのコラボレーションなども行われています。
講師の安次富氏は、プロダクトデザイナーであり、同時に様々な産地と協力し、地場産業活性のための様々なプロジェクトを手がけられています。
例えば、富山県高岡市とのプロジェクトでは、漆、金属、ガラスの様々な表面処理技法を、現代の商品にあうように190枚のプレートに表現した「マテリアルプレート」を作成しました。これにより従来使われていなかった業界からも高い関心をもたれているといいます。
今回は、こうした地場産業との取りみを通して、日本の伝統技術がどのようにモダンデザインに生かされるのか、また日本古来からあるモノや日本文化についてのお考えなども含めてお話いただきます。
当日は、「マテリアルプレート」の実物とともに、それらの説明もいただきますので、是非ご参加ください。
写真左 様々な表面加工を施したプレートを入れたBOX「マテリアルプレート」。
HiHill photo:高岡市デザイン工芸センター http://hihill.media-pro.co.jp/
写真中 Paper Made Paper Knife (紙製のペーパーナイフ) photo:Seiji Himeno
写真右 Taketlery(竹トラリ)。竹製の箸で、先端がフォークやスプーンになっている。photo:Seiji Himeno

講師プロフィール
(有)ザートデザイン取締役社長。多摩美術大学教授。
1985年、ソニー・デザインセンター入社。テレビ、オーディオ、ビデオなどのデザインを担当。1991年ザートデザイン設立。2000年~日本産業デザイン振興会グッドデザイン賞審査委員。
プロダクトデザイン、地場産業開発、デザイン教育など、総合的なデザインアプローチを行っている。