釣オヤジの色彩戦略 その1
休日のたびに早朝もしくは深夜から嬉々として出かけていく釣オヤジ。
着てるものもぱっとしないし、デザインとか色彩とか無縁の存在に思えるでしょう。ところがどっこい、お魚さんとの駆け引きに色彩戦略が重要なポイントであることをよく知っており、日々研究と実践に励んでいます。
釣り針に餌を付けて水中に放り込む。という餌釣では、釣り糸の色や、針の色に気を使っています。
釣り針にも金色、銀色、黒、赤、そしてイサキ釣に使用する餌を付けずに空針で釣るためのカラフルな色が付いたカラー針なんていうのもあります。
釣り糸にも最近よく食うといわれる赤系の色が出始め、ちょっとお高いながらもついつい買ってしまいます。
紫外線に魚がよく反応する。水族館で魚のショーをやるときは、魚を寄せるべき場所に紫外線を当ててそこに魚を集めるようにしている。
という事から、釣り針の根元に透明で蛍光の薄紫色の(釣オヤジの世界で"ケイムラ"と呼ばれている色)ビーズ玉を付けて釣るというのが流行った時期がありました。
日本海のほうでは、真鯛を釣るのに餌を付けた針の根元にオレンジ色のパイプを通すなどという戦略が開発されたりもしました。
これくらいは序の口で、そして、釣オヤジの色彩戦略がフルに発揮されるのが、餌を付けづに釣る擬餌針やルアーのジャンルです。
スポーツフィッシングという形で一時期ブームになった淡水のルアー釣りでは、魚の形をしたルアーや、よくこれに食いつくなと思われる金属に着色されたスプーンというものがあります。
岩魚山が淡水で使用しているルアー(ミノーとスプーン)

ミノーとスプーン拡大写真
スプーン ミノー

これらは、海でも使用されますが、お魚さんが餌と間違えそうなものから、よくこんな水中にはありえない色のものに食らいつくなと思われるものがありますが、実際そういったものに喰らいついてくるのです。
同じ色を使い続けると、なぜかお魚さんが全く反応しなくなるので途中で色を変えるのが定石です。
夜間や夜明け前など、なぜかパールホワイトのボディーに頭部が赤色のルアー(ルアーの人たちはレッドヘッドと呼んでます)がよくつれるなんていうこともあります。※レッドヘッド
ルアーの場合目で見える刺激以外にルアーの振動の波動がお魚さんに伝わるという事が重要な部分もあるので、その状況でルアーを大きく見せるとか、よく見えないけど波動が伝わってくるのでとりあえず喰らい付いてみようという状況かもしれません。
お魚さんが擬餌餌に食いついてくるのは、餌と思って食いついてくる場合と、反射喰い(ルアーの世界ではリアクションバイト)と呼ばれる、動くものに反射的に食いついてくる場合がありますが、やってみるとわかるのですが、いろいろな色のルアー類をいろいろ取り替えているうちに、この場合はこのパターンだとこの色だなというものが経験的に身についてきます。 つづく