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JCCまち歩きシリーズ「原宿」 リポート

2009年4月17日(金)、第三回目となる「Jafca Color Club」主催のまち歩きシリーズでは、「原宿」の街を歩いて回りました。

 当日は、小雨まじりの天候にも関わらず、10名の方にお集まりいただき、スタッフを入れ総勢14名で、表参道からウラハラ地区などをぞろぞろと歩きました。
 途中、ポイント、ポイントで立ち止まり、歴史やエピソード、ファッションについての説明などをし、実際に注目ショップへも入り、店内を視察しました。

03.jpg また特別ゲストに株式会社ロイドの並木社長と原宿神宮前商店会の事務局長、井口さんも途中まで同行していただき、並木社長にはロイドの店内で特別にメガネのセル・フレームなどについてご講義いただきました。
 その時の模様を、ご協力いただいたお店の紹介と共にお伝えします。


02.JPG神宮橋
 ヴィジュアル系やゴスロリの人たちからは「橋」と言っただけで分かる有名な場所。歩行者天国にいた竹の子族も、最後はここで踊っていました。当時の竹の子族には、タレントのYOUさん、故・沖田浩之さん、清水宏次朗さんを始め、最終期には深津絵里さんなどもいたと言われています。
 代々木公園は、戦前、軍の練兵場だったそうですが、戦後にワシントンハイツが建設され、アメリカ軍の将校クラスが駐留していました。
 その後、東京オリンピックの選手村となり、原宿に外国人文化がもたらされたことで、おしゃれな若者が増え、原宿族が出現。銀座のみゆき族、六本木族などと共に注目され、おしゃれな街へと変貌してゆきます。

06.jpg原宿クエスト前
 現在「原宿クエスト」が建っているあたりには、戦後外国人の大きな邸宅があり、そこから外国人の子供がいっぱい出てきて、よく地元の子供とケンカになったそうです。日本の子供は当時まだ「鞍馬天狗」をマネして、棒きれを刀にして遊んでいた時代、言葉も分からないインディアンのような風貌の外国人の子供たちとはなかなかうち解けることができなかったそうです。表参道には、まだ馬車が行き来していた時代なのです。


08.JPGGAP前
 1958年、この場所にセントラルアパートができて以来、原宿を訪れる人種は激変します。まず文化人たちが住み着き、しだいにカメラマンやミュージシャンなども出入りするようになったそうです。有名なところでは、指揮者の小澤征爾さん、ピアニストの中村紘子さん、カメラマンの浅井愼平さん、コピーライターの糸井重里さん、そしてスタイリストの高橋靖子さんもここにいたのです。
 川久保玲さんのコムデギャルソンも、セントラルアパートのHelpというお店に卸していました。後のマンション・メーカーの先駆けとなるアトリエ・ケートも、ここの一室にあり、鈴屋や当時KENZOさんのいた三愛などへ納品していたということです。
 また、 アパート入り口の脇には「レオン」という喫茶店があり、著名人の溜まり場となっていたようです。そこには館ひろしさんや岩城滉一さんがいたクールスというバンドもよく来ていたそうですが、集団でバイクで来て店の前に停めるため、追い出され、斜め向かいの「カフェ・ド・ロペ」へ移動したというエピソードも残されています。


09.jpgウェンディーズ前
 この辺りは、今ではウラハラと呼ばれ、特におしゃれな人が集まることで有名ですが、昔は「穏田(おんでん)」という住所で、原宿の中心地として栄えていました。
 日本初のブティック「マドモアゼルノンノン」も1964年に、ここ穏田からスタートし、竹下通りに店舗を出したといいます。
 穏田の中でも、現在プロペラ通りと呼ばれている通りは、「穏田仲通り」という正式名称で、商店街が立ち並ぶメインストリートだったそうです。ここにある鳥料理専門店「鳥良(とりよし)」には、エリック・クラプトンもお忍びでよく来ることで有名です。
 角にあるウェンディーズは、1980年にオープン。その当時あった商店で残っているのは反対の角にある中華店「栄楽」のみです。


18.JPGan cloth drop(アン・クロース・ドロップ)

東京都渋谷区神宮前4-28-25 フェス神宮前4
TEL. 03-3478-7789 http://www.formengirl.com/
営業時間 11:00〜 20:00 定休日:年中無休

URA-HARAガーリー・スタイルのレディスウェア専門店。
1984年設立の老獪ガーリー・スタイル人気ブランド「フォーメン・ガール」の姉妹店で、少し年齢層の高いゾーンをターゲットにしています。ナチュラル、ゆるカジ、フェミニン、フォークロアなど、普遍の裏原スタイルの王道とも言えるアイテムが多いのが特徴です。

 昨年から大人気の花柄ワンピなどは、もともとウラハラでは定番のスタイルですが、元祖裏原ガーリー・スタイルは、ギャル系と違い、あくまでもナチュラルな着こなしで、色使いもグレー、ベージュ、カーキ、やブルーデニムの色をベースに、さりげなく差し色のキレイなカラーをプラス。ローヒールの靴やエンジニア・ブーツ、お団子ヘアーやショート〜ミディアム・ボブのヘアースタイルが特徴です。

21.jpgGOLDSEAL(ゴールドシール)

東京都渋谷区神宮前4-32-2 ハーヴェスト原宿2F
TEL/FAX:03-5772-6555 http://goldseal.co.jp/
営業時間:12:00〜20:00

デザイナー松田美穂によるヨーロッパの要素を取り入れた大人ガーリーなロマンティック・スタイルを追求するブランド「MIHO MATSUDA」を中心に、同様なテイストのインポート物も取り揃えたセレクトショップ。
ミホ・マツダは、大人っぽいゴシック&ロリータ・スタイルの人たちから人気がありますが、品質が良く、普通にももちろん着られます。特にマニッシュな素材をガーリーに使う、かっこいい服作りが特徴です。2007年9月オープン。


27.jpgG2 ?(ジーツー・クエスチョン)

東京都渋谷区神宮前3-22-7 神宮前ビル2階
TEL. 03-5786-4188 http://www.g2q.jp
営業時間 11:00〜20:00

38.jpgポップ、ロック、サイケ、アンティーク、なんでもありのオモチャ箱のようなショップで、50年代〜80年代のUSED&VINTAGEを中心に、「CUTE」をテーマにセレクトされた商品がずらりと並ぶ。基本的にはアメリカ現地で一点一点セレクトした品々ですが、G2?オリジナルの商品やリメイクものなどもあり、そちらも人気です。衣服はもちろん、アクセサリーや靴、食器などの小物類などもあります。

 裏原といえば古着、80年代中頃から、この地区には古着屋がたくさんできています。昔は大量に輸入した古着をコインランドリーで洗って売るだけで大儲けできたらしいですが、今では独自の特徴やセンスがないと注目されません。G2?では、店長の奥様やショップスタッフたちが自らリメイクした服も展開。カーテンやテーブルクロスまで服に変身させます。また、ディスプレーの仕方にも工夫があり、いつ来ても店内は楽しい。


48.jpgLoyd(ロイド)

東京都渋谷区神宮前4-26-35 FARMビル
TEL03-3423-0505 http://www.loyd.co.jp/
営業時間/A.M.10:30〜P.M.8:00 年中無休(年末年始除く)

46.jpg1985年、視力の調整用に機能開発ばかりが優先されていた時代に、1人1人の個性で選ぶメガネを提案。以来、ロイドのメガネはファッションと共に進化しつづけてきました。オリジナル商品と国内外からセレクトした個性的な商品は、メガネだけで1,300アイテム以上、これにサングラスや子供用アイテムも多数ある充実のラインナップです。また、三宅一生、山本耀司のパリ・コレクションのアイウェアを製作したり、OEM生産した実績も持つ。

店内では、並木社長自らがメガネフレームについて説明してくださった。特に社名の元にもなっている「セルロイド」からフレームを作り出すまでの過程を、実物のセルロイドを持ち出して詳しく解説。とてもタメになるお話しをお聞きすることができました。


60.jpgPUTUMAYO(プトマヨ)

東京都渋谷区神宮前4-27-11 ギャラリードGIM B1F
TEL. 03-3404-1260 http://www.putumayo-home.com/
営業時間12:00〜20:00

57.jpgゴスロリ、ゴスパンクを中心としたスタイルで、衣服の他、アクセサリーやマスコット、靴、バッグ、帽子などトータルなコーディネイトをすべてここで揃えることができます。
この系統のブランドとしては比較的普通に着られるものが多く、他のスタイルのファッションをしている人でも入りやすいのが特徴。ゴスロリ入門者にも最適。

株式会社ジムのブランドの中でも異色ですが、ラフォーレ原宿のアンダーグラウンド・フロアや、遊歩道(原宿キャットストリート)にも店舗があり、幅広い層から人気があります。また、フランスで行われるジャパン・エキスポでのファッション・ショーにも出展するなど、近年ますます活発な展開をみせています。


IMG_2164.jpg6%DOKIDOKI(通称:ロクパー)

東京都渋谷区神宮前4-28-16 TX101ビル2F
TEL. 03-3479-6116 http://www.dokidoki6.com/
営業時間 12:00〜20:00 定休日:火曜不定休

71.jpgフェアリー系ファッションの発信基地として有名な、アーティストの増田セバスチャン氏が全面プロデュースするお店。1995年、元々はセバスチャン氏が自らの表現の場として作ったもので、「非現実感」「かわいいだけでなくハッピー」「センセーショナル・ラヴリー」「街で見かけない」などをコンセプトにしています。また、店内のインテリアや商品だけでなく、ショップ・スタッフの衣裳からメイクまで、セバスチャン氏自らがすべてに目を通しアドバイスしているため、常に一貫したスタイルと徹底した品質管理が保たれていることも人気の秘密。

 店内に一歩入れば、まるでお伽噺に出てくるようなファンタジックな世界が広がっています。セバスチャン氏は、もともと演劇もやっていたことがあるそうで、現在も演劇とファッション・ショーを一体化した、ヴィジュアル・ファッション・ショーをプロデュースしています。それが店内のインテリアやディスプレーにも生かされていることは言うまでもありません。
 またセバスチャン氏は、2007年〜2008年にかけて、原宿の今と次世代から生まれるカルチャーの提案を行うイベント「H.U.G.(原宿アンリミテッドジェネレーション)」の総合ディレクターも務めてこられました。それらを通して得た新しい感性も、新鮮なアイデア・ソースとしてショップにも生かされてゆくことでしょう。


76.jpgSEX POT ReVeNGe(セックス・ポット・リベンジ)

東京都渋谷区神宮前1丁目8番25号 ランザン・アネックス1F-B
TEL&FAX. 03-3796-8939 http://www.sexpot-revenge.com/
営業時間11:00〜20:00(元旦定休)

2000年夏、原宿の路上で生まれたSEX POT ReVeNGe。路面店は4,5年前からオープンし、パンクスタイルの常識を壊し続けながら、オリジナルのスタイルを生み続けています。パンクにフェティッシュ、メタル、ゴシックなどの要素をミックスした自由な発想が、ヴィジュアル系とはまたひと味違ったクラブ系の人たちに支持されている理由でもあります。

 現在では、ここともう1店舗「東京店」が原宿の同じ町内にあり、大阪にも1店舗を展開。最近ではショップ・スタッフが頻繁に雑誌「KERA」に登場するなどの積極的な展開も見せ、知名度も着実にアップして、ロック&パンク系の人気店となっています。


84.jpgラフォーレ原宿
 1978年のオープン以来、常に最先端のトレンドを押さえた店舗構成で、東京のファッションをリードしつづけるファッション・ビル。
 2006年からは、地下にゴシック&ロリータなどの専門フロアである「Underground Floor」を設け、海外の人たちからも人気があります。


 まち歩きのラスト地点、ラフォーレ原宿内にあるカフェで、軽いミーティングを行い、この「原宿まち歩き」の締めくくりとしました。約2時間の散歩にも関わらず、皆さんの表情は疲れを感じさせないくらい明るく、中にはこの後にまた戻って散策や買い物をした方もいらしたとか。

 ご参加くださったみなさま、長時間にわたりお疲れさまでした。またJCCでは楽しい企画をこれからもたくさん用意いたしますので、機会がありましたら、どうぞご参加ください。(HINENO)

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