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JCCクリエイターが語る陶磁器の世界 今田レポート② 

「磁器と陶器の違い」

今田 正義
イマダプランニング 代表

 一般家庭で使われる食器の80%は磁器。
陶器(土物)が10~15%、ガラス器、漆器他合わせて5~10%です。

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   左:磁器のマグカップ
      瀬戸焼
   右:陶器のマグカップ
      粉引練上














 磁器が多用されている、その訳は 明るく、絵柄がきれい、硬く、清潔感、汚れにくく、洗いやすく、ナイフ・フォークが使え、陶器に比べて薄く、軽い、たたくと清音。
欠点を言えば温まりやすく冷めやすく、直火出来ないので鍋になりません。
 素材は「陶石」と呼ばれる石を粉状にして、水を加えて練り上げ、成形。焼成は高温の1300~1400度です。
 主な産地は佐賀県・有田、長崎県・波佐見、愛知県・瀬戸、石川県・九谷、愛媛県・砥部が有名です。

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   磁器の皿/花絵柄・有田焼
   料理「刺身薄つくり」
   佐賀県嬉野温泉
   和多屋別荘










 磁器の始まりは江戸時代初期1616年、朝鮮から連れて来られた陶工・李参平が有田の泉山で陶石を発見し、白磁染付けに始めて成功したと伝えられています。
その当時長崎には パスポート・ビザも無い頃で大勢の中国からの渡来人が居り、その中に陶工も居ただろうと言う説も有ります。

 磁器の特徴は絵柄の華麗さ、絵を描かない白磁、青磁の清涼明白さは食器に適しています。

 ドナルド・キ-ン氏は故司馬遼太郎との対談で「陶器の中で何が日本的かと聞かれた場合、柿右衛門のようなものじゃなくて、志野とか、織部とかそういうものがいちばん日本的であると思うのです。」中公新書「日本人と日本文化」59頁より。

 志野、織部は粘土を素材とした焼き物で、日本古来より作られました。
有名な産地は滋賀県・信楽(しがらき)、岐阜県・美濃・志野、愛知県・常滑(とこなめ)、福井・越前、京都、兵庫県・丹波、岡山県・備前、栃木県・益子、茨城県・笠間、山口県・萩、佐賀県・唐津などです。
たたくと濁音、分厚く、焼成温度は低温で、窯変を珍重し、レンジには使えないが直火に耐える土鍋は陶器(土もの)です。

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   目玉焼が出来る
   小さな可愛らしい土鍋。
   島根県出雲地方の
   陶器の焼物















 次回は柿右衛門様式、古伊万里様式、鍋島のお話です。ご期待下さい。




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