色のコラム

2018.1.1
  2018年を象徴する色は
「ビジョナリーミント」 !

    ~新しい展望を象徴する、明るいミントカラー~




一般社団法人日本流行色協会(JAFCA)は、1953年設立以来、あらゆる商品分野に向けた先行き市場向けのカラー情報を選定、提案を行っています。
60数年にわたる調査・研究活動の中で、流行する色はその時々の時代や社会、人々の意識と関連が深いことが分かってきています。
その経験を生かし、先般2017年11月16日に2017年と2018年を象徴する色を選定し、発表させていただきました。ここでは改めて
2018年の色をご紹介したいと思います。
この色は、特定の分野に向けたものではなく、2018年のムードを象徴するさまざまなキーワードを包含した、「テーマカラー」と言えるものです。


■2018年の色

色名:ビジョナリーミント Visionary Mint

マンセル値:2.5B9/2.5 (ベリーペールブルー)


●選定の背景

Visionary ビジョナリーとは、「将来を見通した、想像力のある」などの意味を持つ言葉です。混迷を極める時代に風穴を開けて、明るく、爽やかに進んでいきたいという気持ちを込めて選定しました。その理由として、以下3つのキーワードをあげたいと思います。

【将来を見通した、想像力のある、独創的】
ミレニアル世代※の若い人たちを中心に、新しい価値観に基づいて、IT技術を駆使し、豊富な知識をシェア(共有)することによって20世紀型の産業構造を変えようという動きがおこっています。彼らの独創的な考えと、世界中とつながる行動力によって、新しい展望が開かれるかもしれません。この新しい展望を象徴する色として、未来を感じさせる明るい光のようなビジョナリーミントを選定しました。
※1980年前後から2000年前後に生まれた人々、デジタルネイティブ世代とも言われる。

【爽やか、軽さ、透明感】
重要なことが秘密裏に決定された時代は終わり、これからは開かれた場所で、皆で考え、皆で進むべき道を決定する時代になっていくでしょう。異なる業界、年齢、性別、民族の違いを超えてフラットにつながり、社会の課題を解決していく時代です。このような時代は、深い洞察力と、軽やかな行動力、風通しのよさが求められます。透明感があり、爽やかなミントを思わせるビジョナリーミントは、未来に向かって軽やかに進む人々の気持ちを表す色です。



【きれいな空気と水】
地球はあと100年しかもたないとする、著名な物理学者がいます。気候変動はますます激しくなり、地球上の至る所で大きな自然災害が多発し、大気汚染が進み、人類が住める場所ではなくなる、加えて、核が拡散することによって、小さなミスが地球滅亡を引き起こす可能性があるといいます。不吉な予測を現実にしないために、私たちにできることはまだまだあるはずです。ビジョナリーミントは、私たちにとって欠かすことのできない、きれいな空気と水を象徴しています。
*カラー選定/「今年の色、来年の色」選定グループ(JAFCA+小森美穂子〈JAFCA専門委員〉)

※マンセル値=マンセル・カラーシステムによる色の数値表現。マンセル・カラーシステムは、色を数値的に表すための表色系のひとつで、色を色相・明度・彩度の3つの属性で表現しています。

「ビジョナリーミント」を是非活用ください。

活用された場合JAFCAまでご連絡いただけましたら、幸いです。


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